2006年12月22日

不起訴処分

「日の丸裁判」の違憲判決に関係することですが、一部の教職員が石原慎太郎都知事らを脅迫と公務員職権乱用罪で告訴・告発しました。東京地検が不起訴とした処分としましたが、検察審査会に不起訴は不当だと審査を申し込み(無料)しました。今日のニュースでは審査会は不起訴は相当と議決したそうです。当然といえば当然でしょうか。
公務に携わるものがよくやるねというのが私の感想。公務員は労働3権に制約があるので給与・福祉等に恩恵があってもいいと主張しますが、実質的には一般企業のサラリーマンのほうが人権・労働制約があるようです。
総理のおしゃる美しい国づくりと、今回告訴した教職員の考えかたには大きな隔たりがあると思います。
尚、参考に今回の事例に関係する代表的な条文をひろってみました。
●刑法193条 (公務員職権乱用罪)
「公務員がその職権を濫用して、人に義務のないことを行わせ、又は権利の行使を妨害したときは、二年以下の懲役又は禁錮に処する。 」
●刑法222条1項 (脅迫罪)
「生命、身体、自由、名誉又は財産に対し害を加える旨を告知して人を脅迫した者は、二年以下の懲役又は三十万円以下の罰金に処する。」
●刑事訴訟法第247条 (起訴独占主義、国家訴追主義)
「公訴は、検察官がこれを行う。」
● 刑事訴訟法第248条 (起訴便宜主義、起訴猶予)
「犯人の性格、年齢及び境遇、犯罪の軽重及び情状並びに犯罪後の情況により訴追を必要としないときは、公訴を提起しないことができる。」
※不起訴処分は、訴訟条件を欠く場合、罪とならない場合、嫌疑なしの場合、嫌疑不十分の場合、処罰ができない場合、起訴猶予の場合があります。
● 刑事訴訟法第259条
「検察官は、事件につき公訴を提起しない処分をした場合において、被疑者の請求があるときは、速やかにその旨をこれに告げなければならない。」
● 刑事訴訟法第260条
「検察官は、告訴、告発又は請求のあつた事件について、公訴を提起し、又はこれを提起しない処分をしたときは、速やかにその旨を告訴人、告発人又は請求人に通知しなければならない。公訴を取り消し、又は事件を他の検察庁の検察官に送致したときも、同様である。」
● 刑事訴訟法第261条
「検察官は、告訴、告発又は請求のあつた事件について公訴を提起しない処分をした場合において、告訴人、告発人又は請求人の請求があるときは、速やかに告訴人、告発人又は請求人にその理由を告げなければならない。」
● 刑事訴訟法第262条1項 (準起訴手続、付審判の請求)
「刑法第百九十三条 から第百九十六条 まで又は破壊活動防止法 (昭和二十七年法律第二百四十号)第四十五条 若しくは無差別大量殺人行為を行った団体の規制に関する法律 (平成十一年法律第百四十七号)第四十二条 若しくは第四十三条 の罪について告訴又は告発をした者は、検察官の公訴を提起しない処分に不服があるときは、その検察官所属の検察庁の所在地を管轄する地方裁判所に事件を裁判所の審判に付することを請求することができる。」
● 検察審査会法第2条1項1号
「検察審査会は、左の事項を掌る。検察官の公訴を提起しない処分の当否の審査に関する事項」
posted by 金太郎 at 18:24| Comment(2) | TrackBack(0) | 刑事系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
この訴訟はいろいろと考えさせられます
訴えた側の主張がわからない訳ではありませんが、なにかしら世間離れしているように感じます
ただ、 社会性の過度の偏りは、大きな危険があるのは確かです
何事もバランスが大切です
Posted by たっちゃん at 2006年12月23日 10:17
たっちゃんへ
いつもありがとうございます。
この事例を調べるといろいろとあるみたいです。
行政のやりすぎという側面もあります。
ほんとにバランスが大事です。
Posted by at 2006年12月24日 14:50
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