2006年08月09日

ハン尚宮の自白

すでに「宮廷女官チャングムの誓い」を見終えたのですが、こんどは家内が夢中になり、ついでに観ております。NHK総合も合わせますと3回観ていることになります。末娘も主題歌の「オナラ」が楽しいのでしょうか。「オ〜ナラ、オ〜ナラ」と唄ってます。
私はチャングムが水刺間(スラッカン)にいた時が好きですね。医女になれば、やたらとお手柄・自慢シーンが鼻につきます。内医院(ネイウォン)の登場人物もあまりパ〜トしません。
昨日観たのは中盤の見所の「あひる事件」のところで、「オ・ギョモ」が「ハン尚宮」を糾問し自白を誘導していくのですが、最後には、あひる売りの証人は激しい拷問に耐えきれずに、そしてハン尚宮はチャングムの命を助けるために嘘の自白をします。
涙ボロボロのシーンです。

さて、現在の自白はどうでしょうか。
「自白は証拠の女王」といわれた時代、自白の証明力はその他の証拠より群を抜いて評価されていました。そのために自白獲得に捜査機関は力を注ぎ、糾問的な裁判が公然と行われていました。
現在では、自白は強制されないのが大前提であり(任意性があり)、自白だけでは処罰されず自白を補強する証拠が必要です(自白の補強法則)。現在に生まれてきてよかった。
自白の補強法則の条文は
日本国憲法第38条3項「何人も、自己に不利益な唯一の証拠が本人の自白である場合には、有罪とされ、又は刑罰を科せられない。」
刑事訴訟法第319条2項「被告人は、公判廷における自白であると否とを問わず、その自白が自己に不利益な唯一の証拠である場合には、有罪とされない。」
と明記されています。
補強証拠はどこまでの事実を認定できれば、被告人を刑罰を科すことができるのか。
この番組のように共同被告人が登場した場合、一方の自白は、他方の補強証拠に使えるのか。
などいろんな論点があり証拠法でも面白いところです。
興味のある方は専門書等で勉強してみてください。
posted by 金太郎 at 07:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 刑事系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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